人目を忍ぶ、人生で1番のドキドキ花火大会デート

大学3年の時、個別指導塾で講師のアルバイトをしていた自分にとって、その年の夏のデートはいまでも鮮明に記憶に残っています。

と言うのも、当時付き合っていたのは2〜3回だけとは言え、自分が勉強を教えたこともある生徒さんだったのです。
向こうが18歳、こちらは21歳で年齢的にはごくありふれたカップルだったと思うのですが、なにぶん知り合った場所が塾で、講師と生徒というのがとにかく後ろめたかったのを覚えています。

 最初に授業を教えた時は、彼女の憧れの先輩への失恋話をひたすら聞いていただけだったのですが、3回目の授業で、彼女からもらった「相談乗ってくれてありがとう」の手紙に電話番号が書いてあったのが最初のデートのきっかけでした。

 夏期講習の真っただ中だったため、最初は講習の出欠について電話をしていたのですが、気付けば話題は「夏の花火大会」に。あれよあれよと2人で埼玉でも有数の大規模花火大会に行こうという話になりました。

当日はとにかく知り合いに出会うことを避けるために、自分のほうが徹底的に変装をしていきました。